男性乳がん
こんにちは。青江店いそたにです。
全国では年間に約10万人の女性が乳がんを発症するのに対し、男性乳がんは700人ほどで10万人に1人の割合です。罹患率のピークは女性では50代ですが、男性は70代。男性では高齢者に多い傾向にありますが、がんの特性や治療に違いはなく2センチ以下で転移がない段階で発見できれば根治の可能性が高いと言われています。
ただ、患者が少ないため認知度が低く、「乳がんになるはずがない」と思うことで発見が遅れ、リンパに転移するなど進行して見つかることが多く、特に男性は脂肪が薄く皮膚や深部の筋肉に浸潤しやすいと言われています。
ですので、まず男性も乳がんになることを知ることが早期発見の第一歩です。そのうえで自己チェックをしましょう。男性は女性に比べ乳房の膨らみがないため触ればすぐにわかります。がんは固く、意識して触ればすぐ気づけます。乳腺が発達していないことから乳頭の下に出来ることがとても多いと言われていますので乳頭の下を特に意識しながら触るのがいいでしょう。
また、乳頭の陥没や周辺の皮膚のただれ、血が混じった分泌液が下着に着くなどの症状があるときは念のため乳腺外科を受診しましょう。
