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甘味料飲料を多く飲む人はうつ病のリスク高い?

甘味料飲料を多く飲む人はうつ病のリスク高い?

こんにちは。青江店のいそたにです。今回は甘い飲み物とうつ病の関係についての話題です。
 中高年期に甘味飲料や炭酸飲料など糖分を多く含む飲み物を多く飲む人はうつ病になるリスクが高く、ブラックコーヒーでは低いとする分析結果を、国立精神・神経医療研究センターのチームが栄養学専門誌に発表しました。
 チームは国内に住む40歳~74歳の約10万人の調査結果と、そのうち5年後にうつ病と評価された人のデータを踏まえて、飲料の種類と摂取量、うつ病の発症リスクを調べました。
 その結果、甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、砂糖入りコーヒーを多く飲む人は、それぞれ全く飲まない人と比べてうつ病のリスクが2.3~3.6%高く、ブラックコーヒーを多く飲む人は逆に1.7%低いとの結果になりました。
 摂取量については、おおむね多いほどリスクが高いという結果でした。
これまで野菜や果物自体はうつ病の予防効果があるとされてきましたが、ジュースで代用すると逆効果である可能性が浮かび上がり、コーヒーは砂糖入りかブラックでうつ病への影響が正反対になることが示されました。
 チームによると、糖分は脳神経に栄養となるタンパク質を減らし、炎症作用もあるとされ、他方、コーヒーに含まれるカフェインの抗酸化作用や抗炎症作用といったプラス作用が影響した可能性があり、全体としては糖分を含む飲料の摂取を控えることがうつ病の予防によいと考えられるとしています。