膝に裏切られた秋 〜おかやまマラソンを諦めて、来年へ〜

三浜店こさかです。
今年は、おかやまマラソンに3回目の出場を予定していました。
1回目は緊張と興奮でスタートラインに立つだけで精一杯。
2回目は景色を楽しむ余裕も少し出て、「次はもっと上を目指そう」と思えた。
そして迎えた今年。経験を積んで、心も体も準備万端――のはずでした。
……ところが、夏の終わりに膝に違和感。
「気のせいだろ」と走り続けたら、見事に悪化。
医師から「しばらく走るのは禁止です」と言われたとき、
頭の中で「禁止令⁉」とエコーがかかった。
恋人に「距離を置こう」と言われたようなショック。
「膝よ、裏切らないでくれ」と祈っても、膝は沈黙。
大会当日は、沿道でランナーを応援しました。
笑顔で手を振りながら、心の中では「ちょっとでいいから代わってくれ」と叫んでいた。
それでも、走る人たちの姿を見ていたら涙が出ました。
あの熱気、あの一体感。やっぱり、おかやまマラソンは特別です。
今年は走れなかったけど、3回走ってきた分だけ、この大会の魅力も知っています。
だからこそ、諦めない。今は焦らず、膝を労わりながらまた一歩ずつ前へ。
来年のスタートラインで笑えるように、今は準備の時です。
――2026年、おかやまの空の下で。
「去年の僕、よく我慢したな!」って笑って言えるように。









